10.03.2011

gray zone

この世の全てに、グレーゾーンと言われる曖昧領域があります。

たとえば。
法律と言うものが、厳しいという人もいますが、
僕にとっては、最低限度の縛りしか無いと思えるのです。

さらにたとえるなら。
車検制度。
あんなものんで、走る。曲がる。停まる。の検査が出来ているとは思えない。
国にお金だけ巻き上げらえてる感が非常に強いです。

格安車検に出した週に車がオーバーヒートしたと、車屋さんに文句を言っていたお客さんを見た事があります。
平和ボケにもほどがある。
自分で、一度陸運局で車検を通してみてください。
自己申告の世界。
法定点検項目を勉強してください。
冷却水の点検は、『漏れ』のみ。
減っているかどうかなんて、どうでもいい。
天下の公共道路に汚い冷却水をまき散らす車は、車検を通しませんという、項目のみ。
法律なんて守っていても、国は国民を守ってくれない。
自分が出したのは、『格安』車検。
認識しましょう。

先日。
チュートリアルの福田氏が、公道でPISTBIKEに乗っていたところを道交法違反で逮捕されました。

いつかやられる。と思っていました。
確かに、PISTは格好好い。
しかしブームになっては、警察も目を瞑っていられない。
みせしめにされたのだと思います。

自転車ぐらいは・・・。
乗る方も、取り締まる方も、どこかにそういう馴合いがあったと思います。

TVでコメンテーターが、
『いや~私もね、いろいろなものを見てきましたが、ブレーキの無い自転車やバイクなんてものを初めてみました。考えられません。』
なんて言ってましたが。
お前は、TVでモノを申すな!!
知っているつもりで、何も知らない良い子ちゃんやんけ。
少なくとも、僕の周りでは、ブレーキの無い乗り物ばっかり。
チョッパーブームなんてのが、その最たるものです。

なにが言いたいかというと・・・。
厳しくないますよ。取締。
国も対策を打ってきますよ。

グレーゾーンで、遊びたい人間は、
人に自慢してはいけない。
人を誘ってはいけない。
群れてはいけない。
ブームなんかが起こると、目に余るという理由で、グレーゾーンは黒く塗りつぶされます。

グレーな領域は、白にはなれない。
黒になるしかない運命なのです。

うちの設計事務所には、グレーゾーンに強いという誠しやかな噂があり。
県内外から、仕事の依頼がきます。
特に、プロの建築屋さん、設計事務所などが、恥を忍んでという依頼が年に数件。
ただ、どれだけお金を積まれてもやらない仕事というのがあります。
本当に困っている人で、それを行っても、誰にも迷惑をかけない、生命に危険を及ぼさない。
などの状態であれば、引き受けることもあります。
一番大切なのは、自分の良心に従うこと。
法律よりも大切にしているルールです。
ラインを引かなければ、第二の姉歯事件になってしまいます。
そういった場合だけ、グレーゾーンを白く見せるお手伝いをするのです。

自慢げに聞こえるかもしれませんが、実は、これは誰もが出来る事。
組織ではなく、個人であるからこそ、時間をかけて取り組めること。
そこには、10年以上この仕事に携わって築いてきた、国、地方自治体などとの信頼関係もあります。

グレーゾーンという曖昧さの中には、信頼関係という優しさがあることに気づいてください。
法律を作ったのが人間なら、守るのも人間。







お気に入りで、長い間、足にしてきたチャリ。
ブレーキはコースターのリアのみ。
限りなくブラックに近いグレーな乗り物?
今回の一件で、ブラックであることが、一般の人にも広く認識されることとなりました。

世の中には。
グレーゾーンでしか遊べず、グレーゾーンを仕事にしている人間が沢山いるのです。
どうか、稜線を崩さないでください。
地味にいきましょう。

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