この企画を始めた時。
「茅」という植物があるのだと思っていました。
知ってます?「茅」って何か?
「茅」=屋根を葺く材料のこと。
だから麦のことを茅っていうところもあったり、笹を茅って呼ぶところがあったり、色々なのだそう。
が、もっとも適しているのが「ススキ」だそうで。
つまり、「茅場」を探すということは「ススキ」の生えているところを探すということ。
楽勝やん!!どこでもススキ生えてるやん!!
ほらぁ。こんなに。
ところが・・・。
茅葺き職人塩沢氏が、ダメだという。
理由 その1
去年生えて枯れた古いススキと、今年出た新芽の新しいススキが混ざってしまっている・・・。
現実的にこれを選別して束ねることは不可能に等しいため、このような状態では「茅」としては使えないのだという・・・。
理由 その2
塩沢氏の指定するススキを一本。
途中で色が変わってるのが分かりますか?
外の皮を剥いてみると。
中に白い幼虫が。
この幼虫が、茎の中にある穂の部分を食べてしまい。
途中まで元気に育ったススキを枯らしてしまい。
あの黄金に輝くススキヶ原にはならないのです。
こういった問題は。
前年度にススキ刈りをしていないのと、野焼きによる蛾の駆除などが行われていないため。
と!!
いうことになるとですよ。
「茅場」というのは、前年から育てにかからないといけないということ・・・。
その他にも、法面がきつすぎて危険であるとか、刈ったススキを搬出するのが困難であるとか。
条件に合う場所が見つからない。
これは・・・
あれですわ・・・
俗にいう・・・
いきなりの・・・
壁
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