2.01.2012

himeji

研修で姫路城。
何度見てもデカいな・・・この仮設。

仮設外したとき、姫路城が貧相見えへんか??

改修工事費28億円
2,800,000,000円!!
ゼロ、何個書くんかやってみた。

そのうちの半分が仮設費。
14億円!!

こちらから、仮設の動画見れます。
http://www.kajima.co.jp/tech/himeji_castle/index-j.html
好きな人はおもろいやろうけど、興味ない人には全然おもろない動画。

外国人に人気のコーナー。


歴代シャチホココーナー。
左から江戸時代。明治時代。昭和時代。
そりくり具合がちゃいます。
古いものは垂直。
新しくなると、そりくり返ってます。


 昭和。
 明治。
江戸。

江戸が一番愛嬌あって可愛い。

昭和のは、彫が深い。
窯の技術の進歩だそう。

大きいまま窯に放り込んで、均一の温度で焼けるから。
燃料を焚くボイラーを使えるようになった技術の進歩。
部品点数も少なく、クレーンで持ちあげられるというのも進歩。

昭和の分は、ほんまに完ぺきな焼き具合だったそう。
技術と匠のなせる技。



この目線でこの屋根を見るのは、最初で最後かな?
感無量です。


でも、仮設が気になる。


今回の改修で見つかった幻の窓。

大パノラマと、強度との狭間での棟梁の葛藤。

そして、強度を優先。


それがこの角の壁。
平成の世に、再び壁で埋め込まれました。


今まで見てきた姫路城の屋根は。

漆喰が、排気ガス等で真っ黒で。


本来の姿は。

漆喰が美しい。


葺きあがったぬの櫓。
まるで雪が積もったみたい。
白鷺城って、ほんまに白かったんや。


はやく
この仮説を取った姿をみたいな。


城建築って、現実味が無くて、興味なかったけど・・・
やっぱり作業風景を生で見ると、熱くなるな。

CADも無い、構造計算ソフトも無い時代。
この建物を建てた日本人はすごいな。
数こなせるほど、城の棟数ないのに。


昭和の大改修が行われたのが50年前。

50年後。
俺は、とてもじゃないがこの世にはおらんわな・・・。
と、思うと一生に一度のこの風景。
熱くなります。

一生の記念に。
初めての一眼レフ自画撮り。

・・・いまいち。

網膜保護の為に、外に出るときはUVカットのメガネ男子中。

姫路城の大改修。
智翔さんの網膜剥離。

記念すべき歴史の1ページ。

2 件のコメント:

  1. ご苦労様です。

    現場の中を見たことないですが、

    昨年10月くらい城の周りを一周し、

    まず、思ったのが

    仮設費用なんぼかかってるんやろう?

    でした。

    今回、謎が解けました。

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  2. 敷地全体が世界遺産なんで、仮設の設置の為に基礎等の埋め込みが出来ないんで、ものすごいボリュームのコンクリート基礎むき出し。
    仮設撤去時には、あれを全部ハツり取らないといけないんやろな・・・。

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